占い師アタオリのきづきにっき

占い師になってからの日々の気づきや学びをしたためます

「なんだかうまくいかない…。」それ、愛着スタイルが原因かも!?②

※愛着に関するブログはちょい硬めかもしれません。悪しからず。。。<(_ _)>

 

前記事もどうぞ↓

atha-ori.hatenablog.com

 


さて。前回の続き。

 

まずは子どもの愛着パターン4つについて簡単に。

 

1.安定型

母親と離されて泣いたり不安になったりするけど、過剰な反応ではなく、母親が戻ると素直に喜んで抱っこされに行く。

 

2.回避型

母親が離れても無反応。母親が戻ってきても目を合わせず、自分から抱っこされに行こうともしない。

 

3.抵抗/両価型

母親から離されると激しく泣いて怒る。強い不安感。でも母親が戻っても素直に抱っこされず、むしろ拒否したりする。一方でいったんくっつくとなかなか離れない。

 

4.混乱型

2と3が混ざった一貫性のない反応。無反応だったり、激しく泣いて怒ったり、

攻撃を怖がるような反応をしたり、親を叩いて攻撃したりする。

 

これらの愛着パターンが、成長過程で親や以外の重要な人たち

(兄弟、友人、親戚、保育士、教師など…)との関わりの中で積み重ねられて、

大人になるころにその人の愛着スタイル(前記事の安定型、回避型、不安型、

恐れ・回避型)へと確立されていく。

 

周囲から守られて育った場合と、いじめられて育った場合とでは愛着スタイルが変わってくるのは想像できるのでは?

 

親からの影響が全てではないところが面白いところ。

もちろんベースにある愛着パターンとして親の影響は大きいのだけど、

その後の人生で出会う人、積み重ねた経験が影響していく。

 

特に恋愛や結婚は、数ある経験の中でも

母親からの影響に匹敵するほどの大きな影響を及ぼす。

それだけ親密な関係性の中で経験を積み重ねていくから。

 

 

恋愛していく中で、安定型のパートナーといることで

不安定型の人が安定することもあるし、

不安定型同士が互いを補い合って幸せになることもある。

(※安定型以外の3つは不安定型に属する)

 

でも安定型同士だからといって大丈夫なわけでもないし、

不安定型同士で、不安を煽られて依存・共依存していくことももちろんある。

 

 

恋愛関係でざっくりいうと、安定型は離れていても大丈夫。断っても大丈夫。

意見を言っても大丈夫という感覚を持っている。

 

しかし不安定型は、離れていると不安…、断ったら嫌われちゃうかな?

意見を言ったら嫌われるかな?と感じたり、気を使いすぎて疲れたり、

相手の愛情が足りないと感じたり、べったり依存しやすかったり、

束縛やストーカーっぽくなったり、支配的になったり、

一定の距離を置こうと突き放したり…各スタイルによって様々な反応を見せる。

 

 

愛着障がいが発達障がいと診断されたり、勘違いされやすい

というのは前記事でもお伝えしたが、

実はパートナーに不満を持っている人や離婚している人の中には

「相手が発達障がいなんじゃないかと思ってるんです!」という人が少なくない。

 

もちろんそれも可能性としてはある。

けどそれが、「実際は愛着障がいだった!」ということもあって、

潜在的にかなりのケースがいるんじゃないかと個人的には予想している。

 

むしろ愛着の問題と発達障がいって密接に関係しているから、

どちらか一方とも限らないし、両方だったってことも大いにあるのだけども。

 

さらに言うと、相手がそうだと思ってたけど自分もだった!ってこともある。

 

ちなみに、ネットに出てるチェックリストみたいなものをやると

大抵の人が当てはまってしまうので参考程度にしておいた方がいいかなとは思う。

 

本気で悩んでいたらやはり医療に行くのが良いです。

 

 

【注意】ちなみに愛着障がいや発達障がいを否定する気は全くありません。

周囲の人間や悩みを持っている本人が、傾向をつかんだり理解することができれば

もっと生きやすくなったり、良好なパートナーシップを

築きやすいのではないかと考えてこの記事を書いています。

 

 

あらあら。

今回も長くなってしまったので、この辺でいったん区切ります。

ではでは。

 

 

※参考:愛着障害 子ども時代を引きずる人々 岡田尊司

 

 

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