死にたいと思ったことはありますか？

突然ですが

この記事を読んでくださっているあなたは、

死にたいと思ったことはありますか？

私は正直、あります。

一度じゃないです。何度かあります。

思ったことがある方。

きっと理由は様々ですよね。

私の場合、初めて死にたいと思ったのは小学校の中学年でした。

理由は特になく、なんとなく「死にたい」と思いました。

そして「私が死んだら、だれが悲しむのかな」なんてことを

ぼーっと授業中に考えていたのです。

小学や中学でいじめられた時も思いました。

「今死んだら、あの子は反省するだろうか。後悔するだろうか」

そう考えていました。

先生に叱られた時、親に叱られた時も思いました。

ただその状況から逃げたくて。

出産後、元夫や元姑とうまくいかず、

孤独だと感じていた時は消えたいと思いました。

生後数か月の子どもを車に乗せて運転している時に、

ふと消えたいと思ったんです。

今思えば、私の場合はどれも現実逃避ですね(;'∀')

これまで「死にたいなんて思ってはいけないんだ」と、

記憶に蓋をしていたせいか

そんなことすっかり忘れていました。

でも、今こうして生きているということは、

その時に死ななかったということなわけです。

まぁ私は死にたいと思っただけで、

行動に移すことは何もなかったのだけど。

何故今その記憶が蘇ってきたのか。

私が思うに、１つ目は

今自分が幸せを感じられているからでしょう。

幸せで、いろんなことに感謝できるから

「あの時死ななくてよかった」と心から思います。

当時頑張って生きた自分にありがとう、と。

２つ目はその出来事を生かすタイミングが来たからでしょう。

あと１・２年で私の娘は

私が初めて「死にたい」と思った年齢になります。

その前に、自分がその頃

どんな場面で、何を感じたか

思い出す必要があったのだと考えています。

思いのほか「死」というのは身近にあります。

心が不安定になることなんて

誰にでもあるし、

思春期ではくだらない理由でそれを考える

危うさもあります。

（当の本人にとっては

くだらなくないことなんて

何一つないんだけどもね。）

でも、そこで死なずに生きてこれた理由があるんです。

私の場合、それは「立ち直る力（レジリエンス）」

だったと考えています。

その力、一体どうやってつくかというと

「愛された体験」なんです。

それまで生きてきた中で、

愛された、大事にされたと

感じることが大事です。

記憶には残らないような

赤ちゃんの頃の体験でさえも、

しっかり体内には

立ち直る力となって

培われていくんです。

「やっぱりまだ死ねない」

私でも子どもながらにそう思うことができたんです。

自分が母になってからは、

「この子の命を、未来を私の勝手で奪ってはいけない」

と思いました。

もちろん、自ら命を絶った人達が

立ち直る力が弱かった、愛された記憶が薄かった

というわけではないです。

それぞれいろんな事情があると思うので。

私は学校では明るいおふざけキャラでした。

どこにでもいる普通の子でした。

おそらく、私が死にたいと思ったことがあるなんて言ったら

周りの人からびっくりされる（笑）

どんな子でも、死にたいと思ってしまうことなんて

いくらでもあるんですよね。

死にたいと思うことは悪ではないです。

でも死なないでいてほしいです。

決して死んでもいいなんてことは言っていません。

もしあなたの身近に

子どもがいたとして、

その子がいつか死にたいと思っても

変じゃないです。

ただ、

「死んでほしくない」

「生きていてほしい」

という気持ちや愛情は、

普段からいっぱい伝えてあげてほしいです。

ここで解決策を提案することはできないけど、

ちょっとでも誰かの気持ちに

寄り添うことができたら幸いです。

辛くなった時、

「死」以外の別の逃げ道、逃げ方、選択肢を

誰かと一緒に見つけることができますように。

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